クロミッドとフェマーラの違いについて。

不妊治療を受けにいらっしゃる方に、よくある質問の一つが、


【クロミッド】と【フェマーラ】はどう違うの?です。


今回は、クロミッドとフェマーラについての解説です。


「AクリニックからBクリニックに、転院した際に、クロミッドからフェマーラにお薬がかわった。」


「お医者様から、お薬をフェマーラに変えてみようか?といわれた。」


そんな時、クロミッドとフェマーラは同じ排卵誘発剤なのに何が違うの?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。


簡単にクロミッドとフェマーラの違いを解説いたします。


クロミッド


効果

・排卵誘発

・服用終了後1~2週間で排卵


作用する器官

・脳


作用期間

・5日~3週間


メリット

・卵胞がたくさん育つ


デメリット

・子宮内膜の菲薄化(薄くなる)

・卵巣が腫れる可能性(1%で稀になので念のため)

・多胎妊娠の可能性(6%)


その他副作用

・目がかすむ

・吐き気、食欲不振

・頭痛、だるさ

・顔の紅潮、口が渇く


フェマーラ


効果

・排卵誘発


作用する器官

・卵巣


作用期間

・45時間ほど


メリット

・一番元気の良い卵胞のみからの排卵

・子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方にもフェマーラは有効とされている。

・卵巣、子宮内膜への負担がない


デメリット

・とても高価なお薬

(もともとは、乳がんのお薬なので不妊での使用は保険対象外)

(おおよそ1錠 547.6円 1日1錠5日間)

(安価なジェネリック医薬品でレトロゾールがある。)


その他の副作用

・頭痛、関節痛

・眠気

・不正出血

・むくみによる体重増加

・血栓症、塞栓症(まれで念のため)

・心臓や肝臓への疾患(まれで念のため)


生理作用などの説明を省いて箇条書きにしますと、このようになります。


フェマーラはクロミッドよりも、子宮内膜への影響が少ない事が大きな違いなのではないでしょうか。

子宮内膜は赤ちゃん卵のベットですので、妊娠においてとても大切な場所です。


しかし、どちらのお薬もメリット、デメリットありますので、それを理解しお医者様とよく相談して治療を進めていきましょう。


ダイエットプロフェショナルアドバイザー

はり師・きゅう師

東京鍼灸 烏森通り TokyoHarikyu Karasumori

鈴木 貴大

港区新橋|東京鍼灸 烏森通り TokyoHarikyu Karasumori

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東京鍼灸 TokyoHarikyu 鈴木のブログ

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